ぶらり、皇居へ。

2019.09.06

東京の都心にこんな森があったなんて。

散歩は、私にとって、かなり好きなことの一つ。

そういう意味では、ほとんど愛犬のシェットランドシープドックのサスケと変わりない。

猛暑が落ち着いたある日、以前から行ってみたかった皇居に出かけてみた。

 

地下鉄の竹橋を降りて、まずは武道館のある田安門から北の丸公園へ。

北の丸公園は常時公開されていて、気楽に入れる都心のオアシスだ。

こんな高層ビルの立ち並ぶすぐそばに、自然の景色が広がる癒しの森があったなんて。

 

   見晴らし台から眺めた大手町の高層ビル群。

 

公園を抜けると、北桔門から検問所を通って、いよいよ皇居へ。

直ぐに天守台が見える。

今は石垣しか残っていないが、江戸城の天守を再現しようという動きもあるという。

江戸城の本丸、二の丸、三の丸は、現在、武蔵野の雑木林や回廊式の日本庭園として整備され、外国人観光客の人気の見学コースになっている。

 

   東御苑の日本庭園。百日紅(さるすべり)が見頃。

 

皇居を歩いてみて、東京はドーナツの様だと思う。

皇居はまさにドーナツの穴。

お城の本丸を中心に、石垣やお堀がくるくると渦を巻いて、外へ外へと続いていく。

お城は渦巻きの形に設計されていたのだ。

緑に覆われた皇居の存在は、東京という都市の活力を生み出すエネルギーの源になっているように感じる。

東京に皇居が在って、本当に良かった。

江戸城を作った家康にも、森の皇居に変えていった日本の英知にも、感謝と敬意を表したい。

 

   本丸に続く立派な石垣に圧倒される。

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