「PERFECT DAYS」
2024.01.28
日本の公衆トイレは世界一。
渋谷区のトイレの清掃員の日々を描いた映画
「PERFECT DAYS」を観た。
役所広司演じる主人公は、朝起きて歯を磨き、髭を整え、
軽自動車に乗って渋谷へ向かう。
仕事を終えると、銭湯で汗を流し、
地下道にあるいつもの飲み屋に立ち寄り、喉を潤す。
そんなルーティンの日常が淡々と描かれているだけの映画なのに、
感動してしまった。
他人からは、何が楽しいのかと思われる日常でも、
彼には、日々感情の機微があり、新鮮で新しいのだ。
そして彼だけの人生の物語がある。
役所広司は、ほとんどセリフがないのに、佇まいで役に存在感を与えている。
さすが主演男優賞!
神宮前のトイレも映画に登場した。
彼らのお陰で、公衆トイレは世界一清潔に保たれている。